プリムラ・マラコイデスの花たち

 プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides)はオトメザクラ(乙女桜)、ヒメザクラ(姫桜)、ケショウザクラ(化粧桜)と様々に呼ばれ、英名はFairy primroseです。

 サクラソウ属の植物は500~600種あるとされ、観賞価値の高いものが多いグループです。その中の一つプリムラ・マラコイデスは雲南省原産で、サクラソウサクラソウ属の(半)耐寒性一年草です。葉は丸みを帯びた広卵形で、葉縁には切れ込みがあります。花茎の先から散形花序を出し、桃色又は白い漏斗状の花を数段咲かせます。

 プリムラ・マラコイデスは暑さに弱いので、6月から7月もしくは9月にタネを蒔き、翌年の早春からの花を楽しみます。最近は11月から開花株が出回り、画像も現在戸外で咲いているものです。