初恋草の花たち

 オーストラリア原産のレケナウルティア(レシュノルティア、Lechenaultia)は「初恋草(はつこいそう)」という名前で流通している園芸品種です。クサトベラ科のレケナウルティアは小さな花を秋から春まで咲かせる低木で、西オーストラリア州を中心に26種が分布しています。

 日本では赤やオレンジ色の花を咲かせる秋咲きのレケナウルティア・フォルモサや、青や白い花を咲かせる冬咲きのレケナウルティア・ビローバを中心とした品種改良が盛んで、毎年多くの園芸品種が登場しています。特に澄んだ青花は他の植物にはあまりなく、魅力的で、人気があります(最初の画像)。