メランポディウムの黄色い花(2)

 道端で陽の光を浴びて、まだ元気な花姿を見せているのがメランポディウムMelampodium divaricatum)で、見ている私の方も元気になってきます。メランポディウムはメキシコから北米が原産のキク科メランポディウム属の一年草で、春から秋にかけて花茎頂上から黄色い頭状花冠を咲かせます(画像)。草丈が低いので、グランドカバーや寄せ植えなどに使われています。

 メランポディウムは花が咲き終わると、その上を覆い隠すように新芽が伸びて新たな花が咲く性質があり、特に咲き終わった花を摘む作業をしなくても、いつも綺麗な姿を楽しむことができます。

 メランポディウムの名前はギリシャ語の「黒」の意味をもつmelasと、「足」を意味するpodiusからつくられ、「根が太く、黒い」ことから、命名されました。