11月の小昆虫の世界

 チャバネアオカメムシは緑色の体色に茶色い羽が特徴的なのですが、越冬する個体は色が変わっているものがたくさんあります。日照時間が短くなることによって、冬を感じて体色が茶色くなったり、赤っぽくくすんできたりしますが、画像の個体も茶色に変わっています。

 キンバエは金属光沢が綺麗なハエで、咲き出したヤツデの花に集まってきます。また、ツマグロキンバエやヒトスジシマカのオスが花の蜜を吸っています。さらに、その横にはまだ花をつけているフヨウの木があり、チャバネセセリがフヨウの花の蜜を吸っています。

 これらは私が偶然に見入った自然の一断片に過ぎないのですが、賑やかで生き生きした場面が展開されていて、別の小世界を感じ取ることができました。