「世界の終戦(敗戦、降伏)日」番組

 昨日は日本の終戦記念日だった。なぜ敗戦や降伏ではなく、終戦なのかは判然としないままだが、世界中の敗戦の日や勝利の日はどうなっているのか知りたいと思うのは私だけではないだろう。各国の終戦の日を同じ日に紹介するというアイデアはきっと却下されるだろうが、NHKでもGoogleでも構わないからやってくれないだろうかというのが老人のささやかな願いである。新聞、テレビ、SNSなど、媒体は何でも構わない。「今日はXY戦争が終わった日で、この戦争での犠牲者はZ名で、この戦争終結によって???となりました。」といった説明が、例えば有名スターのナレーションで1、2分ほど毎日あるのが理想。毎日このような「終戦の日」が日本語だけでなく、複数の言語で伝えられるとなお嬉しい。これまでの戦争の数は莫大なので、「今日は終戦がありませんでした」と言うことは決してなく、毎日複数の終戦から一つを選ぶことになるだろう。人類が昔から如何に多くの戦争に明け暮れ、多くの戦死者を出し、武器を開発し、悲劇をつくってきたかが毎日耳に入るのは心地よくはないだろうが、戦争を見る目と戦争との接し方が随分と変わるのではないだろうか。

*「終戦記念日」と呼ばれてきた8月15日は1982年に閣議決定で「戦没者を追悼し平和を祈念する日(The day to commemorate the war dead and pray for peace)」と呼ばれることになった。言葉を加えるなら、「日本はアメリカなどと戦い、負け、多くの戦死者を出したが、その戦没者を追悼し、平和を祈念する日」である。

**これと似たようなことを昔8月16日に書いた。