オオモクゲンジの実

 オオモクゲンジ(大木欒子)は中国原産で、ムクロジ科モクゲンジ属の落葉広葉高木です。別名はフクロミモクゲンジ(袋実木欒子)。モクゲンジより葉が大きいことから名前がつきました。本州中部以西に自生し、夏から秋にかけて、枝に黄色の小花を横向きに多数咲かせます。残念ながら花は既に終わっていましたが、たくさんの実がついていました(画像)。実はふくらんだ3室の袋状です。

 とても大きくなる木で、高さ20mほどになります。9月頃に大型円錐花序に金色の小さい花を沢山付けるのに対して、モクゲンジは7月頃に花を付けます。袋状の実は3枚の葉が葉脈をくっつけ合ったような形をしており、各々の葉状の面の中央に実を付けます。

 画像は台場のもので、都内では小石川植物園、東大キャンパスにあります。

f:id:huukyou:20211018064212j:plain

f:id:huukyou:20211018064228j:plain

f:id:huukyou:20211018064244j:plain