ハマヒサカキの白い花

 ハマヒサカキ(浜姫榊)は、ヒサカキ属の常緑小高木で、湾岸地域では街路樹や生垣としてよく使われている。今その花が咲いている(画像)。海岸近くに多く、同属のヒサカキより葉がまるく、分厚く、光沢があり、乾燥などに強い。ハマヒサカキという名前も海岸のヒサカキの意味である。  

 サカキ、ヒサカキのような宗教的な利用はなされないため、知名度は低い。花は10-12月に葉腋に1-3個束生し、下向きにつく。白い五枚の花弁はツボ状に寄り添う。その後の果実は丸くて黒く熟する。花のつく枝ではほとんどすべての葉の根元にずらりとつく。プロパンガスに付けられた臭いと似ている。

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