デュランタ

 自然には紫の花が多い。デュランタもその一つで夏から秋にかけて花を咲かせる。花色は紫の小花が集まり、美しい花を咲かせるものが一般的だが、白い花を咲かせる種類もある。ギザギザのある葉っぱの先に、白や紫の小さな花を房状に咲かせる。日本へは、明治時代に渡来。観葉植物や鉢花として出回り、沖縄などの熱帯地域では生垣としても利用される。熱帯の花木で、冬は寒さで葉が落ちてしてしまうが、春になると株元から新芽が伸びてくる。デュランタの別名がタイワンレンギョウで、クマツヅラ科デュランタ属で、明治中期に渡来。中南米原産なのになぜ「台湾連翹」なのか。シナレンギョウ,チョウセンレンギョウはモクセイ科で、その上レンギョウは四弁花。もう一つの別名はハリマツリ(玻璃茉莉)。玻璃とは水晶,茉莉とはジャスミンのことで、花の形はジャスミンによく似ているが,なぜ「玻璃」なのかわからない。
 濃紫色の花びらに白い縁取りが入るデュランタの代表品種がタカラヅカ(画像)。タカラジェンヌの正装の袴姿に似ていることから命名された。

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