ナツメヤシの実

 ナツメヤシ(棗椰子、Phoenix dactylifera)はヤシ科に属する常緑高木。ナツメヤシの果実はデーツと呼ばれ、北アフリカや中東では主要な食品で、広く栽培されています。

 ナツメヤシの幹は真立し、樹高は15~25mになります。雌雄異株で、雌花は緑色、雄花は白い花を多数咲かせます。秋に長楕円形の実を多数つけます(画像)。実は生食やジャムで食べます。砂漠地域では貴重な食料になり、樹木は街路樹や公園樹、植物園に植えられ、葉は敷物や籠、帽子となり、樹液は酒の材料になります。

*デーツは「ナツメヤシ」の実であることから、デーツ=ナツメヤシの実=ナツメの実と思いがちですが、ナツメヤシとナツメは別の植物で、実も別物です。