薹(とう)が立ったフキノトウ

 フキノトウは「蕗の薹」と書くが、薹(とう)はアブラナ科などの花をつける茎(花茎)のことで、若い盛りを過ぎ、薹が伸びると硬くなることを「薹が立つ」と言ってきた。フキノトウを食べるのは薹が立つ前である。フキは冬になると地上部分は枯れ、早春に地下茎から花芽を出す。

*フキは雌雄異株で、雄花も雌花も食べられるが、雌花の方が苦くないようである。