実りの秋:ジョロウグモ

 ジョロウグモは産卵期を迎えると、腹部の色彩や模様が一層鮮やかになってきます。大きな腹部はジョロウグモの見事な色模様の刺青をさらに強調しています。ジョロウグモの張り切った体は生と性が一緒になった姿そのものであり、命を引き継ぐ緊迫した状態を強く感じさせています。

 ジョロウグモの産卵期は晩秋で、卵で冬を越し、翌年の5月に孵化します。