クサギカメムシ

 昼過ぎに陽が陰ったので、散歩に出たのだが、桜並木ではセミの大合唱。ほぼどのサクラの幹にはアブラゼミが複数見つかる。北アメリカでの「17年周期ゼミ」の大発生のニュースを思い出しながら、セミの声の洪水の中で目に入ったのがクサギカメムシ。こちらはセミとは対照的に寡黙そのもの。

 クサギカメムシの新成虫は8月頃から見られ、朽ち木のひびの間、枯れ木の樹皮下など、遮蔽された場所に潜り込んで越冬する。6~7月には交尾と産卵を繰り返し、9月頃には死んでしまう。

 クサギカメムシは匂いが格段にキツいカメムシ科の昆虫。クサギカメムシは全身が濃い目の褐色で、マダラ模様で全体が覆われている(画像)。腹部の色は黄褐色で、下の方が幅広になっている。クサギカメムシの臭いニオイは胸の腹側にある臭腺から出ていて、ここから臭い液体を出し、敵を威嚇する。

 私たちのこれら二つの生き物への態度は実に好対照で、その勝手さが人の本性でもあると知らされるのである。

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