クロウエアの花

 クロウエアはオーストラリア東部原産で、4種ほどが知られています。日本に導入された時に「サザンクロス」という流通名で紹介され、そのため、現在でもこの名前で呼ばれることもあります。

 クロウエアはミカン科クロウエア属の常緑性低木で、栽培されるのはクロウエア・サリグナ種(Crowea saligna)とクロウエア・エクサラータ種(C. exalata)、そしてこの二種の交雑種です。クロウエアの花期は5月~11月。四季咲き性がありますが、主な花期は春から秋です。枝の上部の葉の付け根に5枚の花弁を持つ花を次々と咲かせます(画像)。花は花径1.5~3㎝程度の星形で、1週間以上咲き続けます。花色はピンク、白。