オオツルボはツルボ属の多年草で、湾岸地域ではこれが意外に多く、野生化してあちこ ちで花をつけている。オオツルボの渡来は明治時代、地中海沿岸が原産の多年草で、花茎が直立し、高さが20~40cmにもなる。頑丈な花茎を伸ばし、先端に50個以上の星形花を、ピラミッド状の総状花序につける。小花は星型で径約2cm、濃青色のものがほとんどだが、白色品種もある。
オオツルボの別名はシラー・ぺルビアナで、学名はScilla peruviana。Scillaはラテン語なのでシッラ、あるいはスキッラと発音するのが正しい筈だが、英語風にシラーと発音される。ちなみにperuviana のペルーは南米の国名だが直接の関わりはない。