トウテイランの花

 暑い中で妙に涼しい色の花が見える。近づくと、トウテイランの花が咲いている。その名前は、中国の「洞庭湖(どうていこ)」の湖面の藍色にちなんでつけられたそうである。「藍」は「らん」と読むので、「トウイテイラン」の名がつきましたが、胡蝶蘭のような蘭の仲間ではなく、トラノオの仲間です。

 トウテイランは海岸や海岸近くのマツ林にはえる高さ50~60cmの多年草で、全体に白色の綿毛が密にはえ、白っぽくみえます(画像)。葉は対生する単葉で、茎先に総状花序を出し、青紫色の花を密につけます。萼にも白い綿毛が密生し、果実は球形の蒴果です。

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