最近は大きくならない矮小サルスベリがあちこちに見られる。それと同じように、矮小性のミヤマシキミがタイトルのスキミア・レッドドワーフである。クリスマスに人気がある植物で、シクラメンと似たようなサイズ。そのためか、最初にレッドドワーフを見て、ミヤマシキミの仲間だなどとは想像もできなかった。画像を見ると、葉の間の塊は花ではなく蕾である。すぐ近くにある大きなミヤマシキミの雄株の蕾とよく似ている。木のサイズはまるで違うが、スキミアはミヤマシキミの仲間である。
ミヤマシキミの別名が億両だと先日記した。ミヤマシキミは雌雄異株。ミヤマシキミの雌株は綺麗な赤い実をつけ、既に何度か紹介した。ミヤマシキミと同じように、スキミアの花は雌雄の区別がつかないが、その実は雌雄の区別がしっかりつく。実をつけるのは雌株だけで、晩秋から冬にかけてプチプチとした蕾をつけるのが雄株。これは矮小性のスキミアも同じである。