紅葉の中のノアサガオ

 ノアサガオ(野朝顔)は南アメリカ原産のヒルガオ科の帰化植物で、生態系被害防止外来種リストの重点対策外来種に指定されている。茎は10mを越え、葉も巨大で、長さ、幅とも15cmのほぼ円形または3裂。電柱や樹々を覆い尽くすように繁茂。クズやアレチウリの伸び方に匹敵する。茎の先端にまとまって花序をつけるのが特徴。花は直径10cmほどで、開花時は青紫色、午後から夕方にかけて次第に淡紫紅色に変化する。花期は6月から12月と頗る長い。

 秋の季語に「桜紅葉(さくらもみじ)」がある。画像はその紅葉した桜の木に絡まりついたノアサガオで、木の上で12月に入っても元気に花をつけている。ノアサガオの花はアサガオに比べて花柄は短く、萼片が反り返らない。

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