マルバ スボバータの花が咲く

 画像の花がウスベニアオイ(Malva sylvestris)の仲間だと推測し、調べた結果、アオイ科のマルバ スボバータ(Malva subovata)とわかったのが一昨年でした。Wikipediaによれば「Malva subovata, the tree mallow, is a species of flowering plant in the family Malvaceae」で、以前はLavatera maritimaと呼ばれ、二色の花びらが園芸家の人気を集め、ガーデン功労賞を受賞しました。別名がMediterranean Shrub Mallow。

 Malvaはゼニアオイ属を指していて、そのゼニアオイ属はマロウコモンマロウと呼ばれていて、地中海の海岸に自生するアオイ科の顕花植物の一種です。マロウは山や森に自生し、強い繁殖力をもつのが特徴です。成長が早く、園芸用としてもよく使われています。

 このマロウが今年もまた咲き始めています。花は淡紫色で濃紫色の筋があります(画像)。よく似た花をつけるのがウスベニアオイ、スイフヨウなどです。よく見るゼニアオイはウスベニアオイの変種ですが、花の印象はかなり違います。

 この春で3年目の有明アリーナのマロウは大した手入れがなくてもとても元気で、今年もたくさんの花をつけ始めています。