3月のアヤメの花

 ショウブは「菖蒲」と書かれ、アヤメとも読みます。植物のショウブはサトイモ科に属し、アヤメ科のカキツバタハナショウブは別物です。さて、そのアヤメ科に属するディエテス・ビコロル(Dietes bicolor、英: African iris、fortnight lily、yellow wild iris)については既に何度か記しました。日本では花ではなく、葉が華道で使われるようです。確かに、花は華道向きではありません。

 日本では園芸種として「常緑アヤメ」と総称され、他にも二種類ほど栽培されています。その一つがDietes iridioides(ディエテス・イリディオイデス、英名は Wild iris, Fortnight lily, Cape iris)。花被片は6個で、外花被片には黄色い斑紋があり、内花被片の基部には褐色の斑点があります(画像)。11月から2月頃までが開花時期です。

*最初の画像が今咲いているディエテス・イリディオイデス、最後がディエテス・ビコレル