キンセンカの花:補足

 キンセンカ(金盞花)は「カレンデュラ」と呼ばれていると述べましたが、光沢のあるオレンジや黄色の花をつけ、最近では八重咲きの種類も増えています。その花色と盃状に咲く花の形から「金盞花」と名づけられました。南ヨーロッパの地中海沿岸地方原産で、江戸時代の末に中国から渡来しました。

 キンセンカは育てやすく、冬の花壇や寄せ植えに使われています。特に、オレンジ色が鮮やかなキンセンカの本来の開花時期は春ですが、最近は冬のうちから花苗が出回るため、冬から春まで長く楽しめる花となっています。

 私にとってキンセンカは子供の頃から仏花として親しんできた花で、そのためか、妙に懐かしい花です。