マメコガネとハマナスの花

 秋に入り、ハマナスの花がぼつぼつ見られるのだが、その花の中に偶然見つけたのがマメコガネ(豆黄金)。マメコガネコガネムシ科の甲虫で、植物を食べる小型のコガネムシ。日本在来種で、成虫を上から見た体形は卵型で、やや左右に平たい。体表は強い金属光沢があり、頭、前胸、小楯板と前翅接合部が緑色、前翅が褐色、腹側が黒緑色をしている。お尻のあたりに白い毛が束になってとびとびに生えている。

 マメコガネは林の周辺や畑、荒れ地のマメ科植物やクヌギに群れて葉を食べる。どこにでも普通に見られ、作物や園芸植物を食い荒らす害虫で、アメリカにも侵入し、「ジャパニーズビートル」と恐れられている。