アカメガシワの雄花

 アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏)は子供の頃から知っていて、いつも見ていたせいか、名前を調べる気も起らなかった。その名前を知ったのは私が中年になってから。アカメガシワは落葉高木で、春にでる若葉は紅色をしている。花期は6 - 7月で、枝先に穂になって小さな花を多数つけ、雄花には黄色の葯が目立つ(画像)。

 アカメガシワクサギなどと共に、草地や崩壊地などの新しくできた空き地に最初に生える「先駆種」の一つ。いずれも成長が早いのだが、樹形はまとまらず、森林の遷移によって消えていく。近くにあるアカメガシワの雄木に雄花が咲いているが、既に6月に咲いていたので、8月に咲くのは二度目。昨年も同じ現象を見ていたので、二度咲きと思われる。

アカメガシワは雌雄異株、つまり、雄の木には雄花だけ、雌の木には雌花だけが咲く。