色んなアベリア

 アベリアは枝いっぱいに小さな葉と小さな花をつける低木で、和名はハナツクバネウツギ。アベリアは中国原産のシナツクバネウツギ(Abelia chinensis)と同属のユニフローラ(Abelia uniflora)の交雑種で、そこからさらに多くの園芸品種がつくり出されています。

 アベリアはとにかく強健で、道路脇、歩道、公園、生垣などに幅広く利用されていて、それは湾岸地域でも同様です。花の色も葉の色も様々ですが、白とピンクの色、斑入りの葉がアベリアの中の大きな違いだと私は思ってきました。つまり、普通のアベリア、ピンク色の花のアベリア、斑入りの葉をもつアベリアの三種類が湾岸地域で見ることができました。

 そこでその思い込みが正しいかどうか確認してみると、最初の交雑種がアベリア(Abelia×grandiflora)で、花色がピンク色のアベリア‘エドワード・ゴウチャー’(Abelia×grandiflora cv. ‘Edward Goucher‘)、葉が黄色の斑入りのアベリア‘フランシス・メイソン’(Abelia×grandiflora cv. ‘Francis Mason’)で、これら三種が湾岸地域の主要のアベリアということになるようです(画像も同じ順序ですので、確認して下さい)。