ブラシノキの花姿

 一昨日ブラシノキの花と昆虫の関係について記した。ブラシノキはオーストラリアの乾燥地が原産のためか、極端に乾燥したときや山火事のときに実が開き、中の細かい種子が風に飛んで散布される。山火事で焼き払われた土地にすばやく芽を出して、その土地一帯を独占しようというのがこの木の適応戦略である。この戦略はユーカリも採用していて、湾岸地域の夢の島にはそのユーカリブラシノキが多い。山火事が起きそうにもない夢の島で彼らの戦略は果たして成功するのだろうか。

 そんな心配は横に置き、ブラシノキの花が咲いた姿は見事で、その花姿は雨より晴天が圧倒的に似合うことが納得できる。