アマ (亜麻)の花

 アマ科アマ属のアマの原産地はヨーロッパ。アマはフサフサした細い茎に小さな青い花を春から初夏にかけて咲かせる草花です。アマ(=リナム、学名)は品種が数百品種もあり、英語名はフラックス。

 一年草のリナムの茎は布のリネンの原料、種は亜麻仁油の原料です(リネンの語源がラテン語のリナム)。リネンの産地フランス、リトアニアなどのヨーロッパ各地ではリナム(アマ)の畑を見ることができます。日本では北海道で栽培されています。

 色の名前の「亜麻色」はこのリナムからできる繊維の色に由来した呼び名です。アマは人参やジャガイモのコンパニオンプランツや緑肥植物として活用されています。

*亜麻色は花の色ではなく、茎の繊維の色で、淡い金褐色のことで、「亜麻色の髪」は黄みを帯びた茶色の髪