キダチアロエの花

 キダチアロエ(木立蘆薈)は11月中旬から2月中旬まで花をつけます。アフリカ原産のキダチアロエには500もの原種が知られ、高さ20mの大木に育つ種類から、高さ5cm程度の小型種まで様々あります。その橙色の花を湾岸地域でもあちこちで見ることができます。観賞用や食用として栽培されていたアロエはこのキダチアオイで、「キダチロカイ」とも呼ばれています。「木立」の名の通り、茎が伸びて木質化し、成長につれ枝は多数に分かれ、高さは1m以上にもなります。

 キダチアロエは古くから薬として使われてきました。葉は肉質で薬用になりますが、とても苦く、別名「医者いらず」。地植えされている株は大きく群生し、真冬に一斉に花を咲かせるためか、私の中では冬とアロエの花がしっかり結びついています。