昭和、平成とアロエを見かける機会が多かった。最近は確かに少なくなったが、それでも花が咲き出す今頃はあちこちでアロエの存在を確認できる。むろんアロエを原料にした健康食品は今でも結構な数が出回っている。
アロエはアロエ属の植物の総称で、現在までに500種以上が知られている。私たちが普通に見るのはキダチアロエ。観賞用、食用として栽培され、家庭で多く植えられていて、南アフリカ原産。「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がって木質化し、成長につれ枝は多数に分かれ、高さは1メートル以上にもなる。
暖地では戸外でも育ち、冬に赤橙色の筒状花が垂れてつく(画像)。昔から「医者いらず」の愛称で知られている。