オオニシキソウ(大錦草)の小さな花

 オオニシキソウトウダイグサ科トウダイグサ属で、明治に帰化したアメリカ原産の植物です。道端や田畑で普通にみられる植物で、とても小さな花をつけます。ところが、ニシキソウの仲間は花を肉眼では見つけられないほど小さく、それに比べるとオオニシキソウは肉眼で確認できます。在来種の「コニシキソウ」よりも花が大きくなるため「オオニシキソウ」と呼ばれるようになったようです。

 茎は淡紅色を帯び、葉は対生。トウダイグサ属はサカズキ状の苞葉の中に雌しべと雄しべが入っていて、雌しべが雌花、雄しべが雄花です。白い花びらのように見えるのは腺体の付属体です。