ロシアンセージの花

 目立たないようで、妙に気になるのがロシアンセージ。その自生地はロシアではなく、南西アジアからチベットの草原地帯。そのうえ、セージという名前がついていても、サルビア属ではなく、シソ科ペロブスキア属の宿根草

 夏以降に咲く青紫の花も魅力的だが、葉や茎など全体が白っぽくなり、花は穂のようになる(画像)。よく目立つ紫のがくには細かい毛が生えていて、葉は羽状の灰緑色。茎は葉より白くなり、株は根元で枝分かれする。葉色は春が一番綺麗で、夏以降やや薄くなる。最近はその個性的な姿からよく見るようになっている。

 セージという名前がついたのは、その姿が宿根サルビアのラベンダーセージなどに似ているところからだと思われる。

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