キクやバラの企み

 キクが私を誘惑し、バラが私を酔わすのはいずれもその花を巧みに使ってのことだと妄想するのは常軌を逸している、というのが常識。だから、キクもバラも自らの意図をもっているなどと誰も考えない。でも、誰にも知られないようにキクもバラも、そして植物はみな動物に負けないほどの欲求や意図をもっていると考えていけない理由はないのだ。それにしてもキクもバラもその企みをおくびにも出さず、実に見事な花をつける。

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