コーカサススカビオサの花

 コーカサススカビオサコーカサスマツムシソウ)の学名はスカビオサ・コーカシカ(Lomelosia caucasica)で、コーカサス地方が原産で、マツムシが鳴く頃に花が咲くことに由来します。大輪で花弁の広い花は園芸家に好まれ、花壇や鉢植えに用いられます。

 スカビオサの和名はマツムシソウ松虫草)。高原を彩るさわやかな花で、昆虫のマツムシが鳴く頃に咲くのでこの名がつけられています。

 スカビオサ属には80種以上があります。中でも花壇や切り花に多く利用されているのは、S・アトロプルプレア(Scabiosa atropurpureaセイヨウマツムシソウ)とS・コーカシカ(S.caucasicaコーカサスマツムシソウ)です(画像)。

*分子系統学的な研究により、マツムシソウ属(Scabiosa)に含められていたものがロメロシア属( Lomelosia)として独立し、クレードを形成することが示されました。

セイヨウマツムシソウ