ボケの花

 新潟市秋葉区小須戸地区では毎年3月に「日本ボケ展」が開催されています。小須戸地区は日本一のボケの産地で、日本ボケ協会の事務局も小須戸にあり、すぐ近くには「日本ボケ公園」もあります。

*今年のボケ展についてはhttps://niigata-kankou.or.jp/event/1837

*日本ボケ協会のホームページはhttps://nbk.info-niigata.net/

 ボケ(木瓜)はバラ科の落葉低木で、原産地は東アジア。まだ寒い冬のころからポツポツと咲き始め、春になると枝いっぱいに花をつけます。花色は赤やピンク、白です。

 湾岸地域でもあちこちで木瓜が花を開き、春を告げています。画像のボケは園芸種ですが、日本に自生するボケはクサボケです。花は3月から4月に葉が芽吹くより先に花を咲かせます。

**ボケの花弁の色は紅白二色があり、その組み合わせで紅花個体を「ヒボケ(緋色のボケ)」、白花個体を「シロボケ」、紅白混じる個体を「サラサボケ」と呼んでいる。

***「寒木瓜」は晩冬、「木瓜の花」は晩春の季語

木瓜咲くや漱石拙を守るべく(夏目漱石

(1897(明治30)年熊本で英語教師だった頃に詠んだ句で、「拙を守る」とは不器用でも愚直に生きることを人生の第一義とした漱石の生き方を表している。)