フクジュソウ(福寿草、献歳菊)はキンポウゲ科の多年草。「フクジュソウ」は狭義にはエダウチフクジュソウを指し、広義にはエダウチフクジュソウ(Adonis ramosa)、ミチノクフクジュソウ(Adonis multiflora)、キタミフクジュソウ(Adonis amurensis)、シコクフクジュソウ(Adonis shikokuensis)の4種の総称です。
Adonis(アドニス)はギリシャ神話でイノシシの牙に突かれて命を落とした青年。流した血のような赤い花から命名されました。でも、東洋では福寿草の花と南天の実で「難を転じて福となす」という縁起物。福寿は「幸福と長寿)」の略。
画像はキタミフクジュソウ(北見福寿草)で、旧暦の正月頃に花を咲かせることから、「元日草」とも呼ばれ、毒草でありながら、江戸時代から新年を祝う花として親しまれてきました。