ボケの実

 春のボケの花はとても好きなのですが、ボケの実は無関心でした。瓜の形に似ていることから「木になる瓜」で「木瓜」と書き、今は「ボケ」と呼ばれていま。昔から乾燥させた実を漢方薬として使っていたようで、現在も薬用にされ、さらに、香りがよいため、部屋の芳香剤にも使われています。

 ボケは開花した後、香りのよい実を付けますが、その形はジャガイモのように色んな形をしています。また、カリンの実に似て、色は黄色く、実は硬いです。ボケの実は酸味と渋味が強く、生で食べることができず、果実酒やジャムにして食べられています。

 ボケの実にはカリンと同様、咳止めや疲労を回復する効能があり、滋養強壮や胃腸を整える効果もあります。

*画像は色がつき始めたボケの実、最後の画像はカリンのまだ青い実

**ボケの実酒は黄色くなったボケの実のスライスと氷砂糖にウオッカを入れ、半年ほどでできる。