オオモクゲンジの実

 オオモクゲンジ(大木欒子)は中国原産で、ムクロジ科モクゲンジ属の落葉広葉高木です。別名はフクロミモクゲンジ(袋実木欒子)で、その名前は実が膨らんだ三室の袋状であることに由来します。夏から秋にかけて、枝に黄色の小花を横向きに多数咲かせますが、9月10日にその花を紹介しました。その際、ほんの僅かですが、袋状の実もつき出していました。その実が今では木全体についています。花もたくさん咲きますが、袋状の実も樹木全体についています。

 オオモクゲンジの実は3つの子房室に分かれていて、一つ開いてみると、中にオオモクゲンジの種子が1個あります。オオモクゲンジの実は3つの室にそれぞれ2個の黄色の実が入っています。種子は次第に黒色に変わって行きます。