シロスジアマリリスの白筋

 アマリリスヒガンバナ科ヒッペアストルム属の植物の総称。原種は中南米西インド諸島に約90種があり、さらに数百種類の園芸品種があります。アマリリスは初夏にユリに似た基本的に六弁の大きい花を2 - 4個つけます。花の色は白・赤・薄紅・淡黄など。5月から6月頃にかけて、赤いみごとな花が咲きます(最初の画像がアマリリス、次の二枚がシロスジアマリリス)。

 さて、シロスジアマリリスは10月になって花が咲くところが一般的なアマリリスと大きく違う点です。また、葉の中央に白色の筋が入り、花にも筋が入ります(画像)。春に咲くアマリリスと比べると豪華さという点では見劣りするかもしれませんが、花の少ない時期に咲いてくれるところが魅力ですし、花自体も美しく、今咲いています。

 アマリリスが日本に伝来したのは江戸時代末期で、当時渡来した品種名の一つが「ベニスジサンジコ(紅筋山慈姑)」と呼ばれました。花だけ見ると、「白筋」か「紅筋」か、いずれが正確な表現か、頓智問題のようです。

マリリス

シロスジアマリリス

シロスジアマリリス