アマリリスの花

 アマリリス(英語:Amaryllis)は、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の植物の総称。原種は中南米西インド諸島に約90種があり、数百種類の園芸品種がある。

 アマリリスは地中に鱗茎を形成する多年草で、初夏にユリに似た基本的に六弁の大きい花を2 - 4個つける。花の色は白・赤・薄紅・淡黄など。

 18世紀初頭に南米からヨーロッパに移入され、その後原産地から様々な原種が発見・導入されると同時に様々な園芸品種が生み出された。

 南アフリカ原産とも、ブラジルとの説もある。5月から6月頃にかけて、赤いみごとな花が咲く。ローマの詩人ヴェルギリウスの詩歌に登場する羊飼いの娘の名前が「Amaryllis」で、名前はそれに由来する。別名は「朱頂蘭(しゅちょうらん)」。

*画像の一つは「シロスジアマリリス」のように見えるが、そうなら秋に咲くはず。秋に咲くシロスジアマリリスも含めて、どうして「アカスジ」ではないのか不思議である。アマリリスが日本に伝来したのは江戸時代末期頃で、当時渡来した品種名の一つが「ベニスジサンジコ(紅筋山慈姑)」と呼ばれたが、この方が正確な表現に思えるのだが…

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