ギボウシ（擬宝珠）は、ユリ科、あるいはキジカクシ科のギボウシ属の総称で、山間の湿地などに自生する多年草。食用となり、花が美しく、日陰でもよく育つため、湾岸地域でもよく栽培されている。「ギボウシ」は擬宝珠（ぎぼうしゅ、ぎぼし、橋の欄干の上にある、玉ねぎをさかさまにしたような装飾物）の転訛。これはつぼみ、または包葉に包まれた若い花序が擬宝珠に似ることに由来する。
日本では、古くから観賞用の植物として栽培され、江戸時代には園芸品種が作られる。江戸時代後期に博物学者シーボルトによって欧米に紹介され、世界中に広まった。
夏に涼しげな色で咲き、葉は幅広で大きいのが特徴。花以上に葉っぱが観賞用として人気が高い。大型品種は、大きさが30cmを超え、班が入っているなど、存在感がある。
