レッドロビンの赤い実

 レッドロビンはカナメモチとオオカナメモチの交雑種から育成された園芸品種で、「ベニカナメモチ(紅要黐)」という和名もあります。「レッドロビン」は赤いコマドリのことです。今ではあちこちで主に生垣に使われていて、新芽の赤が強烈な印象を与えています。「紅葉」でもないのに新芽が赤いのは、新しい葉の展開のスピードに比べて、葉緑素の形成が遅いからです。時間が経つと葉緑素が葉の隅々に行き渡り、赤い葉は緑の葉に変わっていきます。
 春には白い小さな花が咲きます。よく剪定されるので、赤い実を見る機会は少ないのですが、秋、冬には赤い実をつけます(画像)。レッドロビンはカナメモチより葉が大きく、新芽が出る時期はカナメモチより二週間程度早いようです。 

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