センニチコウは、ヒユ科の春播き一年草。センニチコウは花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞を観賞する。暑さと乾燥に強く、今年の夏にはもってこいの性質で、長期間咲き続ける。苞の部分はドライフラワーにしても色があせにくく、名前のように千日紅色を保つかのようである。
従来から紫、ピンク、白の花を咲かせるセンニチコウと、黄色や赤の花を咲かせるキバナセンニチコウの2種が栽培されてきた。センニチコウは一年草だが、キバナセンニチコウは地下に球根をつくる多年草。センニチコウの日本への渡来はたいへんに古く、江戸時代前期。