2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ウンナンオウバイ

以前オウバイについて記したことがある。その記憶が遠目にオウバイと思わせたのだが、近寄ると知覚がそれを疑わせた。それはウンナンオウバイだった。別名オウバイモドキ(黄梅擬)で、モクセイ科ソケイ(ジャスミン)属の常緑低木。3月から4月頃に開花。つ…

私が生きる世界(3)

<生活世界は物語の世界> 自然言語で表現される生活世界は私たちがそれぞれに物語る世界。物語からなる世界は科学が説明する世界とは違って、多世界であり、一人一人がそれぞれの世界をもち、共通の自然言語を使ってその世界で生きている。一方、私たちがつ…

COVID-19 についてのニュースを聞きながら…

3月4日早朝の時点で、香港、マカオを除く中国では80,151人が感染、2,943人が死亡。中国本土では、3日午前2時からの24時間で新たに125人が感染、31人が死亡。中国以外では計12,571人の感染者が確認され、うち212人が死亡。3日午前2時以降の中国国外での新規感…

薹が立った蕗の薹

「蕗の薹」と書く「フキノトウ」は、フキの花の蕾で、成長すると蕗になる。「薹が立つ」とは、花が咲き終わり、茎が伸び出してしまったフキノトウ(つまり、フキ)は食べられないことから生まれたようである。薹が立ったフキノトウは売られているフキより小…

私が生きる世界(2)

3 ギリシャ神話 古代ギリシャの凄い点は見事な神話を創作した一方、それを否定するかのような自然に関する哲学を展開し、数学、科学、演劇、芸術等にも貢献したことである。こんな国は他にない。神話は事件や出来事を物語ることからなっていて、世界が因果的…

春の野草

3月に入ったばかりなのに、Covid-19が蔓延し、地球温暖化は早くも春爛漫を演出している。二つの災難は自然のしっぺ返し、報い、罰なのだとつい考えてしまう。今こそが好き勝手にやりたい放題だったと反省する最後の機会だと静かに諭しているかのように雑草た…

私が生きる世界(1)

私はどんな世界に生き、暮らしているのか。人が生活する世界とは、そこで生まれ育ち、楽しみ、苦しみを経験し、家族や友だちをもつ環境であり、宗教、科学、哲学が探求してきた自然、社会、精神を含んだ世界である。その生活世界はどのようにつくられ、変え…

ウグイスカグラ

「鶯蔓」ではなく、「鶯神楽」であり、何とも神妙な名前に思えるのだが、ウグイスの鳴くころに花が咲くことと、ウグイスが隠れるようなヤブになることから、古名のウグイスカグレが変化し、ウグイスカグラとなり、その結果、「神楽」という漢字が当てられた…

死は本当に怖いのか

(普通の人の普通の考え) もし釈迦のように解脱できるなら、死は何ら恐れる必要のないものになるのではないか。私たちの煩悩の一つは死への恐れとおののきだろうが、それを消し去るには何が必要なのだろうか。悟りに到達できない私たちは、怪我の痛みの極み…

ベニバスモモ

遠目にウメか、それともサクラかと思いながら近づくと、いずれでもなく、バラ科スモモ属のベニバスモモ。ベニバスモモはミロバランスモモの園芸品種。ミロバランスモモは南東ヨーロッパから西アジアが原産。花は白色から淡いピンク色で直径2センチほど、5花…