アイスランドポピー

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 シベリアヒナゲシ(西比利亜雛罌粟)は、ケシ科ケシ属の植物。現在では和名のシベリアヒナゲシではなく、英名のアイスランドポピー(Iceland poppy)で呼ばれている。白と黄色だけの野生種と異なり、園芸種はオレンジ、サーモン及びローズピンク、クリーム、これら各色の絞りなど多様である。
 アイスランドポピーはシベリア、ヨーロッパの亜寒帯、アジアの山岳地帯、北アメリカの北西部など寒冷な地域の山岳地帯の岩場、河川沿いの砂利、砂地の草原などに自生している。名前はアイスランドポピーが発見されたシベリアの気候がアイスランドに似ていたことに由来している。
 日本には大正時代初期に渡来し、春の花壇を彩る花として広く普及した。本来は短命な多年草だが、高温多湿の夏の気候に非常に弱く、日本では夏に枯れてしまうため、秋まき一年草として扱われる(画像は咲き始めの花)。

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