異変は変異なのか

 師走が来て、老人が感じる時節感は次のようなピンボケ内容でした。

冬芽出て 安堵するかな 冬来る

冬芽見え 安堵すべきか 寒さなく

冬芽見て 異変の兆し 陽の光 

 それでも、昨今の一段と騒々しい世の中では「世はすべてこともなし」とはいきません。とはいえ、変異の中で生き抜いてきた生き物は異変こそ常の姿だと悟りきっている筈なのですが…