ツツジ(4)

 久留米ツツジの九重(ここのえ)はその名前の通り、花が重なり合って咲く二重中輪咲きのツツジです。淡いピンクの小さな花を枝先に多くつけ、一斉に咲きます。九重は華やかな印象を与える花姿と、二色の花色が特徴の品種です。花序は枝先に2~3個つき、花は中輪で、花色は白色でふち部分が桃色(サーモンピンク)をしています。

 久留米ツツジの白雪は、成長が早く、清潔感のある真っ白な花色の品種です。明治時代に創出された久留米ツツジの一品種で、小輪で非常に多くの花をつけます。開花期は4月で、花が株を埋め尽くすように咲きます。樹形は株立ち状で、高さは1mを越えます。