2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

量と質:それらを表現する数

「質と量は根本的に異なる概念であり、対立するものである」と「技の質を高めるには練習の量を増やし、収量を増やすには栽培技術の質を高める必要がある」という二つの表現から、質と量の間には対立する関係と相互補完の関係があることが窺える。このような…

メキシコマンネングサ(メキシコ万年草)

メキシコマンネングサは、ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草。帰化植物なのだが、メキシコという名前がついているにもかかわらず、はっきりとした原産地は不明。米軍の関係者が日本に持ち込んだという説があり、本州の関東以西、四国、九州に帰化してい…

緊急事態宣言の延長

緊急事態宣言が5月末まで延長され、阿部首相や西村大臣がお詫びやお願いをしたのだが、釈然としない人が多かったのではないか。それにしても「新しい生活様式」はあっと驚く間違い表現で、それこそ「コロナに負けない、コロナに感染しない生活制約」が正しい…

シロバナマンテマ

例によって地面に顔を近づけないとわからないサイズの花で、最初はマンテマかと思ったのだが、マンテマの同属のシロバナマンテマだとわかる。同じ花で色違いなのではないかと思われるほど似ている。 だが、二つは違う植物。マンテマの一番大きな特徴は花の色…

偏見と差別に翻弄され続ける因果なPCR検査など…

こんなPCR検査に誰がしたかと問えば、その答えはどうなるのか。私のような老人は、どこでも「伝染病」は避けるべきもので、近寄らないのが得策と教えられてきた。そのための隔離が差別につながり、結核、ハンセン病、そして最近はHIVなどがその代表例だった…

モミジの実(種)

モミジは4月頃に花が咲く。花は地味だが、房になってたれる小さな姿は美しい。その花が終わるとすぐ種ができはじめる。新緑が鮮やかすぎるので、つい見落しがちだが、今頃びっしり枝の先にぶら下がる。ブーメランのような形の羽の中に赤い実(種)を付けてい…

私たちがそれぞれユニークなわけ

人は我が儘で、ある時は自分だけであることを求め、別の時は自分だけであることを嫌う。他人と一緒であることを望んだかと思えば、一人になりたいと訴える。その時々の気分次第で目まぐるしく変化する。それに応じて、人は社会的動物として共同生活する生き…

春が終わる 

季節の変化を楽しむ余裕などすっかりない昨今だが、不安が不安を呼び、幾重にもそれらが社会を覆っている。いつの間にか春が過ぎ、暑い季節が既に始まり出している。夏にはインフルエンザが似合わないように、コロナウイルスも夏の暑さに負けてほしいと身勝…

古典的世界観から古典力学の世界へ

物理世界に関する基本的な前提は、因果性、確定性、連続性というのがギリシャ以来の伝統概念にあったが、それらが科学革命で一変する。昔の日常世界でのこれら三つの前提はそこに住む人たちには揺るぎない信念そのものだった。 物理世界の変化だけでなく、神…

ニワゼキショウ(庭石菖)

アヤメ科ニワゼキショウ属のニワゼキショウはとても小さい。芝生や草地などに群生し、花期は5月から6月で、今咲いている。直径5₋6mm程度の小さな花で、近眼の私にはしゃがんで地面に顔を近づけなければならないし、近づきすぎると老眼でぼやけてしまう。何と…

今の私たちの姿

マスクがない、PCR検査ができない、病床がない等々、無い無い尽くしの生活で、かつての戦中生活はこんなものだったのかと思う人も少なくないだろう。未だにマスクは手に入らないし、PCR検査数は首相や厚労相が言う数とは違って少ないままである。矢面に立つ…

ベニシタン(紅紫壇)

ベニシタンはコトネアスターのことで、バラ科シャリントウ属の小低木。昭和初期に渡来し、高さ約100センチ。今が開花時期で、 5月中旬まで。葉のわきに淡紅色~白色の直径約6ミリの5弁花がつく。花びらは全開せず、開花してもかろうじて虫が出入りできるくら…