2020-08-20から1日間の記事一覧

釈迦の悟りを理解する

釈迦(ゴータマ・シッダールタ)は釈迦族のカピラ国の王子で、王として釈迦族国家を統治することが期待されていた。頭脳明晰な彼は人々の苦しむ姿を見て心をいためる多感な思春期を過ごす。武力による弱肉強食と政治の騙し合いの世界は彼には耐えられなかっ…

月見草と宵待草

「三七七八米の富士の山と、立派に相対峙し、みじんもゆるがず、なんと言うのか、金剛力草とでも言いたいくらい、けなげにすくっと立っていたあの月見草はよかった。富士には、月見草がよく似合う」(太宰治『富嶽百景』) 太宰は『竹取物語』を下敷きに富士…