ヤマモモの雄花

 ヤマモモ科のヤマモモ(山桃)は山に生えて桃のような実をつけることから、「山の桃」という意味の「ヤマモモ」となったが、バラ科のモモとはまったく異なる植物。

 ヤマモモの葉は光沢のある常緑の葉で、樹形も好まれる。そのため、湾岸地域では公園や街路によく植えられている。

 ヤマモモは雌雄異株で、春に小さな花を咲かせる(目立つのは雄株の雄花で、画像はその雄花)。雌株には初夏に暗紅紫色の松脂のような臭いのある実がつく(画像の実は昨年のもの)。実は生食のほか煮物、ジャム、砂糖漬けなどさまざまに利用できる。