セイヨウニンジンボクの花

 セイヨウニンジンボクはシソ科に属し、ハーブとして、また胡椒の代わりとしても使用されてきた。ブルーサルビアに似た唇の形をした淡い青紫色の小さな花を夏から秋にかけて穂状に咲かせる(画像)。 

 日本には明治時代に渡来。葉がチョウセンニンジンに似ているため、中国原産のニンジンボクに原産地をつけ、この名がついた。画像のように細長い葉が集合し、手の平のような形になっていて、花のない時も観葉植物として楽しむことができる。

 既に始まっている灼熱の夏の中で、セイヨウニンジンボクの青紫の花は私たちに涼しげな印象を与えてくれる。