ヤブラン(藪蘭)は東アジアに分布し、日本では主に関東以西に広く分布し、山野の林内で下草として自生。ヤブランは夏から秋にジャノヒゲの花に似た薄紫色の涼しげな花を咲かせる。今年は既に花が終わりに近づいている。
株の葉の間から多数の花茎が立ち上がり、花茎上に長さ8 - 12 cmの穂状花序を形成して、多数の淡紫色の小さな花を密につけて咲く(画像)が、その青紫色は私たちを惹きつけて止まない。
昨日のシコンノボタンの紫紺と比べると、より青色が勝った青紫色がヤブランの花色である。とはいえ、紫系葉57色、青系69色と多様な色合いの中で、シコンノボタンとヤブランの色の違いを表現するのはとても厄介で、私にはできそうもない。