メドウセージ(サルビア・ガラニチカ)の花

 英名メドウセージはサルビア・プラテンシスを指すのですが、日本ではサルビア・ガラニチカ(Salvia guaranitica)がメドウセージと呼ばれています。これは日本にサルビア・ガラニチカが輸入され始めた頃に流通業者が間違って名づけてしまったためと言われています。

 サルビア・ガラニチカは、シソ科アキギリ属の多年生植物。南米原産で、寒さにも暑さにも強い。草丈は1.5m程度に達し、初夏から晩秋にかけて3~5cm程度の濃青色の唇形の花を咲かせます。花弁は濃紫青色、萼は黒色と美しいコントラストをもっています(画像)。

 何度も紫色に京紫と江戸紫があり、私は江戸紫が好きだと述べてきましたが、その江戸紫の中の青色に近いのがメドウセージだと思っています。そのためか、その花につい魅入ってしまい、時を忘れるのです。

*画像の一つにクマバチがいます。オスのクマバチは人を刺すようなことはありません。というのも、オスのクマバチはそもそも針がないからです。